葬儀を行うといったことは、家族や親類が中心となって生前の人を送り出すといった意味において、良い方法のひとつと考えることができます。お通夜をして友人などと懐かしい話を語り合っていくことによって、気持ち良く最後に送ることができるようになります。
お坊さんのお経、お焼香などをしていくことによって、精神的にも落ち着いていたりします。葬儀といったものは残された人たちにとっても重要な儀式だったりするので、そうした意味においても葬儀をすると言ったことにはとても大きな利点があります。
地元などでそうしたお葬式をとりおこなうことによって、友人や地元の知り合いなどの囲まれて気持ちよく家族を送り出すことができるようになっていきます。お互いの気持ちを整理する上で、そのように亡くなった人と生きている人のために重要な儀式です。
最近は、斎場で葬儀を行うのが主流になっていますが、それ以外にも、お寺の本堂や自宅などを利用することができます。まず「斎場」については、準備等の手間がかからないことや、広いスペースを確保できるなどのメリットがあります。
また、比較的利用料金の安い公営斎場や、設備が充実している民間斎場など、ニーズに合わせて選ぶことも可能です。そして「お寺の本堂」については、伝統や歴史を感じながら行えるということや、斎場を利用する場合よりも料金が安く済む場合が多いというメリットがあります。
さらに「自宅」で行う場合については、場所代がかからないのはもちろんですが、住み慣れた家で故人を送ることができますし、斎場のように時間を気にする必要がないこともメリットだと言えるでしょう。そして最近では、自宅葬などと呼ばれる葬儀プランも用意されており、自宅でも葬儀が行いやすくなっています。
葬儀本体にかかる費用（寺院費用や飲食接待費を除いた費用）は、120万円程度が平均的だと言われており、かなり高額だと感じる人も多いでしょう。しかし規模が小さいプランや、儀式を簡略化したプランを選べば、費用を大幅に抑えることも可能です。
まず、一般葬よりも規模を少なくしたプランとしては「家族葬」があります。人数としては20〜30名程度の規模になり、料金は、30名の場合だと50万〜70万円程度の価格帯が用意されています。次に、簡略化したプランとしては、通夜を省略して儀式を一日に短縮した「一日葬」があります。
人数は、家族葬の場合と同じかそれより少なくなり、料金については、30名の場合だと30万〜50万円程度の価格帯になります。さらに最も安いプランとしては、基本的に火葬のみで済ませるという「火葬式」があり、価格帯は10万〜30万円程度と格安になります。